竹のごとく大空へ

  よみがえるいのち
  草木たちのささやき

輝き続ける望みと

  遠い日の夢の記憶
  茜色の空に一筋の光

残された夢のあと

  ほほえみの時は移る
  織り上げた愛と共に

トピックス

2023.08.25 2019.01.27 2021.01.19

ラジオ関西|モリユリのこころのメロディに出演

Vol.463 2023年8月17日 人間国宝・太田儔の2人目の弟子でもあり、辻北陽斎から四代続く漆芸の家系に生まれた漆芸家の辻孝史さんをゲストにお迎えしました。多数の受賞・入選歴を持つ漆の道で見つけた夢、そしてクリス...

家庭画報11月号|ロッシの靴

「香川漆芸」の作家が「セルジオ・ロッシ」の靴に装飾を施しました   海外で「JAPAN」と呼ばれる漆器は日本を代表する伝統工芸。なかでも香川漆芸は高い彫りの技術と色彩の豊かさで知られています。その作家たちが今...

松平公益会賞表彰式《四国新聞ニュース》

漆芸家辻さんら飛躍誓う 高松 松平公益会賞表彰式 若手から中堅の工芸作家の活躍をたたえる本年度の「県伝統工芸 松平公益会賞」に、漆芸家の辻孝史さん(47)=高松市=、北岡道代さん(43)=同=、陶芸家で会社員の島田誠さ...

お知らせ

お知らせ一覧

作品展

「辻 照二 展」
 ー辻家の作家たちー
亡父・辻照二を懐かしく偲んで下さる方
漆芸展に来るのは初めてという方たち
展示会場が多くの出会いと再会の場となり
喜んで頂けましたことを嬉しく思います

漆芸家として四代続く辻家ですが
現在私が漆芸家の仕事が出来るのは
人間国宝太田儔先生なくしてあり得ません
          辻 孝史

 この度、第36回日本伝統漆芸展において、最高賞の文部科学大臣賞を頂きました。
 私自身の昨今の作品制作は、閉塞感があり、年月と共に身についた技術だけで制作しているところがあって、正直悩んでいましたが、もっと素直に作品に向き合って、感動した物事を表現しました。それが、「ギンヤンマ」です。

 少年の頃、夏が来れば水辺を旋回して飛び回るギンヤンマを追いかけていました。作品制作にあたり、その同じ場所で取材をし、また、新しい発見はないか、少年の頃と違う目線も意識しました。そうして発見したのが、水面に映るギンヤンマの影でした。

この表現により、漆の平面が立体となって、自分が感動したことをより表現出来たと思います。
 人間国宝の先生、学識者の皆様、先輩方、多くの皆様から共感とお褒めの言葉を頂きました。「感動は人に伝わる」ことを実感しました。これからも感動しながら素直に作品制作に臨みたいと思います。

作品紹介